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2013-09-30

【製作編】鈑金"猫"!


どもー。最近やっと秋らしくなってきましたねー。 言っているうちにすぐ冬が来るんでしょうが。。 なんとも今年は厳冬らしいですよ。。。
さて、今回は製作編です! 頭部を中心に詳しく解説していきますのでどーぞー!



まず展開図から部品を切出していきます。 曲げに関しては、治具でも作って均一に曲がるよう工夫すれば正確にいくのかもしれないですが、無駄に時間もかけてられなかったので、図面にあてがいながら"感"で叩いて曲げていきました。 叩くところ、強さ、間隔などが大事ですね。 この頭は12枚の板部品で出来ているので、全部つなげるとそこそこ丸く見えることから、この曲げ加工のみで部品としての製作は終了です。


一方胴体の板部品は6枚しかないので、それぞれふくらみを持たせるように鈑金加工を行います。 じゃないと、丸みがでないので。 12枚にすると溶接量が多くなり、さらに部品が細くなるので溶接もシビアになることから、胴体は6枚で作りました。 和同開珎みたいな丸いのは、胴体底部に仕込んだ6mmの板材です。 結局本体はタップして固定したんですが、最初の構想では台座に棒を立ててそこに突き刺して固定しようと思っていたので、中央に穴が開いています。


話は戻りまして、あとはそれぞれを溶接していくだけなんですが、まずは仮付で形にしていきます。 薄くて形状もそこまで正確ではないので、わずかな隙間があるとすぐばっと穴が開いてしまうのと、この仮付けをするための板どおしの固定方法がやっかいなので、いろいろ気を使いながらの作業です。


とりあえず半分ずつで仮付&本溶接をしていきます。 見ていただけるとわかるんですが、この板部品の切出し方法だと、トップとボトムが細く面積の小さい部品の集まりになってしまうのです(泣 そのため普通に溶接すると一気に熱が入るので、先っぽがばっと溶けてしまうのです。 そこをうまく工夫しながら溶接するのが楽しいんですよねー!


ちょっと横着してボンデ鋼鈑の表面処理を落とさず溶接したんでやりにくかったです。 電気亜鉛メッキが施されているので、そのまま溶接するともちろん溶接的には×です。 ブログを見た良い子のお友達は、溶接部分の表面処理はしっかり落としてから溶接しましょう。(笑 


で、耳をつけたらこんなになるわけです! ちなみに耳のエッジは低い電気で丸めているのもミソです。 耳と頭を溶接するときに、耳の中に溶接がわざと出ないように電気を調節したのも気を使った点ですね。 この耳を含めた頭部の製作だけで1日使ってます。

とこんな感じで、"猫の頭の作り方"お分かりいただけたでしょうか(笑 ただの1mmの鉄板からこうやって形にするのって、ほんと自分でやってても魔法みたいやなと思います。 でも時間が掛かっている魔法なんで、その分製作者の思いがいっぱいつまった魔法なんです。 すばらしきものづくりの世界です。

それではー!

2013-09-25

【完成編】鈑金"猫"!


どもー!更新が遅くなりました。。。
前回の「鉄靴」以来の第二弾となります!今回は「鉄猫」です!笑

またまた友人の結婚式の余興のプレゼントに製作いたしました。 今回結婚式を挙げた友人は、新郎新婦共に「猫」が好きなので、単純に猫をつくろうとなった次第であります。


使用材料は、前回同様ボンデ鋼鈑の厚み1.0mmを使用しました。尻尾は丸棒です。 それらの展開図を起こして部品を作り、Tig溶接で形にしました。 鈑金仕事ですね。 座面だけ6mmの板を溶接しており、タップしてサラビスで木の台座と固定しています。(じゃないと自立しなかったんですよね!笑) 全高は図っていませんが、約16cm前後だったと思います。


この鈑金の猫で苦労したのは、猫のデザインですねー。 猫といってもリアルなものからキャラクター風なものまでいろいろあるわけですが、鈑金で作った時にその"鉄感"がうまく生きるもの、鈑金で形にしやすいものなどを考慮しながら、全体のデザインを考えました。もちろんオリジナルですよ!

この鉄猫を製作するにあたって悩んだ点が2つあります。1つは、頭と体と耳のバランスですね。 書いてみるとわかるんですが、リアルな比率にしなくても、猫らしく見えるその比率があり、図面でいろいろ大きさのバランスを見ながらこの大きさになったわけであります。 猫っぽくみえるでしょうか? もう1つは、顔の角度ですね。単に体に対してまっすぐ固定してはおもしろくないので、すこし首をかしげるような角度で溶接し固定しました。 溶接の際は、1か所点付して角度を調節して本溶接したんですが、点付けする前に、このまるっこい頭と体をこの角度でセットするのが大変で、手が4つあればいいなと何度も思いました。笑 これは溶接人は一度は思うことなのではないでしょうか。

ちらっと見えているのは、銅板でつくったハート型のネームプレートです。


仕上げはクリア塗装をしてもらいました。(自分でやるとマットになるので笑) 前回同様、表面の仕上げもざっとで終わらしています。それらしい雰囲気でるので。笑
なので、耳や尻尾の溶接付近は焼け色が残ったままですね。


今回かかった製作日数は塗装含めて4日ですね。鈑金のみで2日半ってとこです。 鉄靴と鉄猫どっちが難しかったかと聞かれれば、鉄猫の方が難しかったように感じます。鈑金の部品点数からしたらこっちのほうが多いですからね。 近々、製作の様子をアップしたいと思いますが、結構いろいろ苦労したんですよ!笑

でも、式場で喜んでくれる人、驚いてくれる人がいるので、作ってよかったなと思いました。


これが前回つくった鉄靴ですね。(その時の日記はコチラ

やっぱりものづくりっておもしろいですね!こういう作業を休みにやると、ずっと仕事してるみたいになるんですが、ものづくりが好きやからできるんですよね。 こういう風に、”ものづくりの喜びをバネにものづくりをやっていく”ので楽しいですよ!


こっから宣伝!―――

当社では個人用の小さな鈑金製品も、オリジナルデザインで製作することができます。 
この2件は鉄板(ボンデ鋼鈑)ですが、ステンレスはもちろんアルミも扱うことができます。 仕上げ方法も、このような溶接後を完全に消さない感じや、完全にピカピカに磨くような処理も可能です。 この猫と靴は、あくまで新米工員が作ったものですので、うちの職人が作るともっとバチッと仕上ががりますのでご心配なく。笑

記念品や展示用でなにか一品もの、ワンオフの鈑金製品をつくってほしいなどの要望や、詳細について聞いてみたいことがございましたら、ご遠慮なく一度当社へメールでも結構でございますのでご連絡ください。

連絡先はブログの右上欄、もしくはホームページにあります。
ご連絡お待ちしております!



と、新米工員は鉄猫の製作で今年の夏を越したのでした!